旧東ドイツで生まれた20世紀最大の問題作と言われる『ハムレットマシーン』。
たった12ページほどの戯曲の中には当時の政治状況・文学・詩・戯曲・妻の死から引用された超圧縮言語が書き連ねられる。この問題作に今年旗揚げされた新劇団tabula=rasaが挑む。
tabula=rasaとは哲学用語で生まれる前のまっさらな心の状態を表わす語。そこには「まっさらな場所から演劇を始めたい」という想いがこめられている。
 『ハムレットマシーン』という近代の臨界点を「まっさらな場所」に引き寄せて、どのようにして「現代演劇」へと切り込むのか。













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