【公演情報】

『シリーズ:ハムレットマシーン』
脚本/ハイナーミュラー 構成・演出/高田ひとし

◆Vol.1 告別 -------------------------

2009年6月10〜13日
立命館大学内 学生会館小ホール

◆Vol.2 儀式 -------------------------

2009年8月21〜23日
アトリエ劇研
詳細

◆Vol.3 祝祭 -------------------------

2010年1月末
詳細未定


【参加団体】

[tabula=rasa]
京都を拠点に活動するパフォーマンスカンパニー。2009年に高田ひとしを主宰に設立。
今年度を通じて『ハムレットマシーン』の上演を行う。「世の中から見捨てられたもの・拒否されたもの」へ視線を向けることで存在を深く味わい、静かに想う場を作ることを目指している。





【ハイナー・ミュラー(1929〜1995)】

東ドイツザクセン州エッペンドルフに生まれる。1950年代から詩、散文、戯曲の執筆を開始。60年代後半からシェイクスピア作品やギリシア古典戯曲の改作をはじめる。
1977年、シェイクスピア『ハムレット』の改作劇『ハムレットマシーン』を発表。たった数ページながら当時の政治状況・文学・詩・戯曲・妻の死などから縦横無尽に引用されたイメージは破壊的で謎めいた表現を生み出し、多くの演劇人を刺激した。20世紀最大の戯曲家の一人に数えられる。


【ハムレットマシーン】

「私はハムレットだった。浜辺に立ち、寄せては砕ける波に向かってああだこうだと喋っていた、ヨーロッパの廃墟を背にして。」
役名なしで、いきなり書き付けられるこの一説からはじまるこの戯曲は「対話のない時代のモノローグ」として書かれた。『罪と罰』『エレクトラ』などの小説・戯曲や「プラハの春」「スターリンの死」など現実の歴史から引用された言葉が幾重にも散りばめられる。

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